大学受験に失敗して見えた「次の道」
大学受験に失敗した時、
僕は完全に行き詰まった気分でした。
「自分には何もない。この先どうすればいいんだろう……」
そんな思いを抱えながら、
僕はアルバイトを転々とし、
ただ日々をやり過ごすことしかできませんでした。
やがて家計を支えるため、
正社員の仕事を探す必要に迫られました。
でも、特別なスキルも資格もない僕が選べたのは、
「警備員」という仕事だけだったんです。
正直に言えば、
「これしか選択肢がなかった」と思っています。
真冬の現場と、先輩の一言
真冬の早朝4時、凍えるような寒さの中、
警備員の制服を身にまとった僕は、
静まり返った現場を見つめていました。
「このまま、ずっとここにいるのかな……」
そんな考えが頭をよぎった時、
片目のない先輩が近づいてきました。
「りょうた、お前さ、ずっとこの仕事やる気なの？」
その一言は、まるで雷に打たれたような衝撃でした。
先輩は、もともと大手企業で働いていましたが、
不運な事故で片目を失い、
人生が一変。
それでも「変化を恐れずに生きる」という選択をし、
今では警備の仕事に誇りを持って働いていました。
「人生なんて、いつどう変わるか分からない。
だからこそ、今の状況に甘んじちゃダメなんだ。」
その言葉は、僕の心に深く刺さりました。
「このままではダメだ」という漠然とした不安が、
「行動しなければ」という明確な危機感へと変わった瞬間でした。
死ぬ気で取り組んだ警備の仕事
先輩との出会いをきっかけに、
僕は警備の仕事に対する意識を変えました。
「どうせやるなら、誰よりも本気でやろう。」
その思いで、どんな業務も手を抜かず、
全力で取り組むようになったんです。
その姿勢が評価され、
やがて国家資格の取得を目指すようになりました。
昼間は警備の仕事、
夜は資格試験の勉強。
この生活は本当に大変でしたが、
ここで学んだことは「努力の積み重ねは裏切らない」ということです。
資格を取得したことで、
職場では信頼を得る機会が増え、
責任者として指名されることも多くなりました。
失敗と成功を繰り返して
もちろん、警備以外の分野でも挑戦を続けていました。
副業や自己投資を試みた中で、いくつもの失敗を経験しました。
- 怪しい情報商材に騙されてお金を失う
- ネットワークビジネスで借金を抱える
- FXで大損する
それでも不思議なことに、
警備員として
「最悪の事態を想定する」という習慣を身につけていたおかげで、
失敗から次の行動へと切り替える力が鍛えられていたんです。
「失敗は最終地点ではなく、成長への通過点だ。」
そう考えることで、
どんな状況でも前に進むことができました。
警備員時代に学んだ3つの教訓
僕が警備員時代に学んだことは、
今でも人生の指針となっています。
- 最悪の状況を想定する勇気
現状に甘んじることが、実は最大のリスクです。
未来を見据えて行動を選びましょう。 - 学び続けることの大切さ
新しいスキルや知識は、
必ず自分を成長させる武器になります。 - 行動の質を高める意識
ただ変化を求めるだけでなく、明確な目的を持ち、
小さな一歩から始めることが大切です。
あなたへのメッセージ
もしかしたら、
今のあなたも次のような選択に悩んでいるかもしれません。
- 「このまま現状を続けるべきか」
- 「変化に踏み出すべきか」
僕からのアドバイスはシンプルです。
「変化を恐れるより、変化しないことを恐れよう。」
人生は一度きりです。
後悔するなら、
挑戦して失敗する方がいい。
警備員時代、
片目のない先輩が僕に教えてくれたこの大切な教訓が、
少しでもあなたの背中を押す力になれば嬉しいです。
さあ、今日が新しい一歩を踏み出す日です！
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